砂型鋳物の特徴

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鋳物とは

「鋳物」とは、加熱して溶かした金属を型に流し込み、冷えて固まった後、型から取り出して作った金属製品の事で、鋳物を作ることを「鋳造」と言い、人類が金属の使用を始めた当初から使われた技法で、武器や食器、鐘や仏像等、様々な物が鋳造で作られてきました。

砂型鋳物の特徴

「鋳物」を作るためには、前述のとおり溶かした金属を流し込むための型(鋳型)が必要となり、その鋳型の種類によって、砂を固め鋳型を造る「砂型鋳造」や、金属で作られた鋳型を用いる「金型鋳造」等に区分され、作業方法により更に細かく分類されます。 そのうち、弊社が行っているアルミニウム合金砂型鋳造には以下のような特徴があります。

1.製品立上げ、改造時に素早く対応が出来る !

製品立上げ、改造時に素早く対応が出来る

型製作後の改造が困難であり、どうしても製品立上げに慎重にならざるを得ない金型鋳造と比べ、元となる模型を砂で反転して鋳型とする砂型鋳造では、製品立上げ後の型改造が容易なため、設計出図から型作成、鋳造、納品までを短期間で行うことが出来ます。


2.コストを安く抑えられる !

コストを安く抑えられる

砂型鋳造では模型に木型を用いることが可能なため、金型鋳造と比べて製品立上げの初期費用を遥かに安価にすることが可能です。量産開始後の型改造についても金型に比べ容易で、コストも低く抑えられます。
また造型機の型の交換が容易なため、多種少量生産品では金型鋳造よりも製品単価も低く抑えることが出来ます。


3.幅広い製品に対応が可能 !

幅広い製品に対応が可能

砂型鋳造は寸法精度や鋳肌の荒さにおいて金型鋳造にやや劣りますが、形状・寸法面での制限が少なく、様々な製品の鋳造が可能です。
また、砂型鋳造は金型鋳造と比べ型の切り替えなどの作業段取りが容易なため、元々多種少量生産に非常に向いており、更に当社では1時間当り最大300枠の造型能力を持つDISAMATIC造型機を始めとした自動造型機の導入により大量生産にも対応が可能となっています。


4.リサイクル性が高い !

リサイクル性が高い

アルミニウムという金属はその精製にこそ膨大なエネルギーが必要となりますが、融点が660℃程度と銅や鉄等の金属と比べ低い部類なため、非常に少ないエネルギーで再生が可能なため「リサイクルの優等生」や「リサイクルの王様」と表現されることがあるほどリサイクル性に優れています。
また、砂型鋳造においてその主材料となる生砂は鋳物を取り出した後に回収・冷却し、再度水や粘結材と混練するだけで循環して使用することが可能で、中子に用いられるシェル砂やCO₂砂についても再生機を用いた研磨により再利用が出来ます。
このように、アルミニウムの砂型鋳造は製品とならない部分についてもほとんどが再利用出来る、非常に無駄のない工法と言えます。



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